第54回 TSUNAGU食堂活動報告
2026年10月18日(日)活動報告
10月18日(日)、第54回TSUNAGU食堂を開催しました。
今回は90名のお申し込みをいただき、会場はこどもたちやご家族の笑顔でいっぱいになりました。
今回のメイン企画は、日頃からTSUNAGU食堂をご支援いただいているLION(ライオン)様による「おくちからだプロジェクト」と、NPOアジア環境整備機構の西山さんにご協力いただいた「昆布のうま味チャレンジ」です。
紙芝居で歯磨きの大切さを学び、みんなで「はごろく」に挑戦。さらに世界に一つだけのマイ歯ブラシを作り、昆布のうま味を実際に味わうなど、今回も盛りだくさんの内容となりました。
「知る・遊ぶ・作る・味わう」。
こどもも大人も一緒に学び、考え、体験する、TSUNAGU食堂らしい一日となりました。
① 恒例の防災クイズ!今回は地球温暖化と大雨の関係
最初は、毎月恒例の防災クイズからスタート!
今回のテーマは、地球温暖化と大雨の関係です。
「気温が1℃上がると、空気が含むことのできる水蒸気の最大量は約何%増えるでしょう?」
正解は、約7%!
気温が上がることで空気中に含まれる水蒸気の量が増え、大雨につながる可能性があることを学びました。
近年、各地で大雨による災害が発生していますが、なぜ大雨が起きるのか、その背景を知ることも防災の大切な一歩です。
TSUNAGU食堂では、災害が起きたときの行動だけでなく、自然環境の変化や災害が起こる仕組みについても、こどもたちと一緒に考えていきたいと思っています。
② LION「おくちからだプロジェクト」スタート!
そして今回のメイン企画、LION様による「おくちからだプロジェクト」がスタートしました!
毎日の歯磨きは、こどもたちにとって身近な習慣です。
でも、「どうして歯を磨くの?」「お口の健康はなぜ大切なの?」と聞かれると、意外と説明するのは難しいもの。
そこで今回は、紙芝居を使って、歯磨きの大切さをこどもたちにも分かりやすく教えていただきました。
毎日何気なく行っている歯磨きも、健康なからだを守るための大切な習慣です。
そして、健康な歯があるからこそ、美味しく食事を楽しむことができます。
「食」を大切にしているTSUNAGU食堂にとって、お口の健康を学ぶことは、まさに食育にもつながる大切なテーマです。
③ すごろくならぬ「はごろく」で大盛り上がり!
紙芝居で学んだ後は、みんなで「はごろく」に挑戦!
「はごろく」は、歯とお口の健康について学びながら楽しめる、すごろく形式のゲームです。
今回は参加者全員で楽しみました。
そして、ここで印象的だったのが、こどもたちの様子です。
最近はスマートフォンやテレビゲームなど、デジタルの遊びが身近になり、昔ながらのボードゲームやすごろくで遊ぶ機会が少なくなっているのかもしれません。
そんな中、今回はみんなで頭を突き合わせ、一つのゲームを囲んで遊ぶという体験が、こどもたちにとって新鮮だったようです。
同じ場所に集まり、目の前の相手と一緒に考えたり、笑ったり、順番を待ったり。
ゲームを通じて歯磨きについて学ぶだけでなく、人と人が直接顔を合わせて遊ぶ楽しさにも、新たな発見があったように感じました。
便利なデジタルの時代だからこそ、こうした昔ながらの遊びにも大切な価値があるのだと思います。
「学ぶ」と「遊ぶ」、そして「人とつながる」。
今回の「はごろく」は、そんなTSUNAGU食堂が大切にしていることを改めて感じられる企画となりました。
④ 世界に一つだけ!マイ歯ブラシづくり
続いては、世界に一つだけのマイ歯ブラシづくり!
歯ブラシに好きなシールを貼って、自分だけのオリジナル歯ブラシを作りました。
同じ歯ブラシでも、選ぶシールや貼り方によって、一人ひとり違ったデザインに。
まさに、世界に一つだけのマイ歯ブラシです!
毎日の歯磨きは、ときには面倒に感じてしまうこともあります。
でも、自分で作ったお気に入りの歯ブラシなら、
「今日はこの歯ブラシで磨こう!」
と、歯磨きの時間が少し楽しみになるかもしれません。
歯磨きの大切さを教えるだけでなく、こどもたちが自分から歯磨きをしたくなるきっかけをつくる。
今回の企画には、そんな工夫が詰まっていました。
⑤ 次回までのチャレンジ!歯磨きシート
そして、今回の「おくちからだプロジェクト」は、TSUNAGU食堂の会場だけでは終わりません!
最後に、こどもたちへ歯磨きシートを配布しました。
毎日の歯磨きを記録することで、今回学んだことを家庭でも実践してもらうための取り組みです。
そして、こどもたちにはこんなお楽しみもお伝えしました。
「次回のTSUNAGU食堂に、ちゃんと記入した歯磨きシートを持ってきてくれた子には、プレゼントがあるかも!?」
果たして、何人のこどもたちがチャレンジしてくれるでしょうか?
今から次回が楽しみです!
TSUNAGU食堂では、イベント当日だけ楽しかった、勉強になった、で終わるのではなく、そこでの学びが家庭での会話や行動につながることを大切にしています。
今回の歯磨きチャレンジも、こどもたちが自分から健康について考え、毎日の習慣につなげるきっかけになれば嬉しく思います。
⑥ 昆布の「うま味」チャレンジ!海の恵みを味わおう
続いては、NPOアジア環境整備機構の西山さんにご協力いただき、「昆布のうま味チャレンジ」を開催しました!
まずは、昆布がどのような海で育つのか、そして海の環境についてのお話です。
普段何気なく食べている昆布ですが、どこで、どのように育っているのかを知る機会は意外と少ないものです。
そして、ここでクイズ!
「人間が感じる5つの基本の味って、何でしょう?」
正解は、甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の5つです。
その中でも、今回の主役は「うま味」!
昆布は、うま味成分であるグルタミン酸を豊富に含む食材として知られています。
今回は昆布だしを味わい、さらに茹でた昆布を実際によく噛んで食べることで、昆布の持つうま味を体験しました。
ただ食べるだけでなく、「どんな味がする?」「よく噛むとどう感じる?」と、味覚に意識を向けながら食べることも大切な食育です。
そして、今回のLION様の企画で学んだ「お口の健康」ともつながります。
健康な歯でしっかり噛み、食べ物本来の味を感じること。
そして、その食べ物がどこで育ち、私たちの食卓へ届いているのかを知ること。
今回の昆布企画は、食べることの楽しさと、地域の海の恵み、自然環境の大切さを一緒に考える時間となりました。
TSUNAGU食堂では、これからも地域の企業や団体の皆さんと連携し、身近な食材を通じた体験型の食育を続けていきたいと思います。
⑦ 集合写真・お弁当・支援品配布
最後は、参加者の皆さんと一緒に恒例の集合写真を撮影しました!
そして、お弁当や食品、生活支援品を各ご家庭へお渡ししました。
TSUNAGU食堂では、毎月の食事支援を基盤としながら、防災・食育・健康・地域交流など、こどもたちがさまざまなことを学べる機会をつくっています。
今回も、企業や地域団体の皆さんが持つ専門的な知識や経験を、こどもたちの学びへとつなげる取り組みとなりました。
おわりに ~学びを家庭へ、そして地域へ~
第54回TSUNAGU食堂は、「お口の健康」と「食」をテーマに、こどもたちが楽しみながら学べる一日となりました。
紙芝居で歯磨きの大切さを知る。
「はごろく」で、みんなと顔を合わせて楽しく遊ぶ。
お気に入りのシールを貼って、自分だけの歯ブラシを作る。
歯磨きシートを使って、毎日の生活の中で実践してみる。
そして、昆布のうま味を実際に味わい、食べることの楽しさや海の恵みを知る。
一つひとつは小さな体験かもしれません。
でも、こうした経験の積み重ねが、こどもたちの「知りたい」「やってみたい」「もっと学びたい」という気持ちを育てていくのだと思います。
また、今回の「はごろく」を通じて、みんなで顔を合わせて遊ぶ楽しさを再発見できたことも、大きな収穫でした。
TSUNAGU食堂は、食事や支援品を届けるだけの場所ではありません。
企業の皆さんが持つ専門的な知識や経験を、こどもたちへ届ける。
地域の人たちが、それぞれの得意なことを教え合う。
そして、そこで生まれた学びが家庭へ広がり、地域のつながりを育んでいく。
そんな「地域みんなが先生になる場所」を、これからも目指していきたいと思います。
今回ご協力いただきましたLION様、NPOアジア環境整備機構の西山さん、そして日頃からTSUNAGU食堂を支えてくださっている企業・団体・ボランティアの皆さま、本当にありがとうございました!
次回のTSUNAGU食堂では、こどもたちがどんな歯磨きシートを持ってきてくれるのか、今から楽しみです!
これからも、食・防災・教育を通じて、人と人、地域と企業をつなぎながら、こどもたちの笑顔と地域の安心を育んでまいります。
